テロ対策の防災訓練

Posted by nakane on 29th 1月 2014

名古屋市の瑞穂球場でサリンと爆弾によるテロが発生した想定での訓練が行われました。
国民保護法にもとづく訓練で、
関係する機関も、内閣官房以下各省庁、自衛隊、行政、病院、各種団体など37機関、
関与人員も総勢500名にものぼります。
愛知県では初の実施。視察県議12名の内の1人として私も参加。
これだけ大掛かりな訓練に初めて参加させていただきました。
岡崎市消防、消防団の方も視察に来られていました。

瑞穂球場でサリンが撒かれた想定での初期避難誘導訓練

消防、警察、自衛隊と各車両が続々と到着。
防護服の方たち、DMATの方たちが続々と集結。

被災容体により、救護優先順位が4つに分けられます。
重度=赤、緊急の処置を要する
中度=黄、処置までに数時間の猶予があっても耐えられる
軽度=緑、自力歩行できるなど
無処置=黒、死亡もしくは回復の見込みがない
「トリアージ」と言われるもので、フランス語です。

優先順位にもとづいて、
除染処置、搬送などが行われていきます。
重度の被災者(役)は、はだかになって洗浄をうけ、次の処置テントに担架で運ばれていきます。
全身びしょぬれで、ガタガタ震えが止まらない。役目とはいえ、お疲れ様です。

名古屋第二日赤病院
病院内の災害本部は、次々に入る搬送者情報を整理して対応の準備をします。
(訓練中にも救急車が来るので、救急外来診療も通常通り行っていました。)

搬送されてきた被災者を、容体に応じた優先順位づけを再度行い処置を行います。
このトリアージは建物外(屋根のある車寄せ)で行われていました。

自力で動ける被災者は、自分でシャワーを使って除染(ここは水をかぶらず真似だけ)
腕には、トリアージのタグがついています。

昭和区スポーツセンター体育館は、軽症者の避難場所。
実際に発生した場合には、発災地近くの小中学校体育館が避難場所となるそうです。
安否確認情報の収集とメンタルヘルスケアが行われています。

県庁では合同対策協議会。
支障をきたす恐れがありますので写真は控えます。

Categories: 事業・政策
11月

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