インターン生 活動報告22
合宿2日目です。
この日は朝5時30分に野外教育センターを出発し、巴山の朝日のご来光を見に行きました。
天気がいいと富士山まで見えるそうですが、この日は残念ながら靄がかかっていて見ることができませんでした。
ですが、朝日は燃え上がる炎のようでとてもきれいでした。
巴山は三河の地名の語源となった地であるという説があるそうです。
その理由としては巴山が男川、矢作川、豊川の三つの河の源流だからとのこと。
千万町町へ行くまで知りませんでした。
その後、旧額田町にある岡崎森林組合の方の仕事現場を見せていただき、お話を伺いました。
昔は木材が高く売れていましたが、最近は海外の木材の低価格化や、
木材の需要が減ってきていることから、売値が安くなってしまい
間伐の人件費と合わせると補助金がないと森の所有者にお金が返せなくなってきているそうです。
また、間伐は森林の成長のためには必要なことですが、最近ではお金にならないため
未来に残そうと切らない人も増えており、山が崩れてしまうこともあるそうです。
そうすると砂防ダムを作らなければいけなくなり、逆にお金がかかってしまうそうです。
森林を育てるとは、利益を得ようと思うといつに照準を定めればいいのか、
その時代には木の価値はどうなっているのか等、長いスパンで考えなくてはいけない問題が多く、難しいと感じました。
森林組合というと男性の職場というイメージがありましたが、女性社員の方も活躍されているそうです。
固定概念で決めつけていた自分を反省しました。
私の住んでいる近くには森がなく、森林の問題について考えたことが今までなかったので
日本が大切にしてきた木の文化を考えるきっかけとなりました。
私たちにできることは木の製品を使うことかな、と考えています。
インターン生・S