水素社会は到来するか?
Posted by nakane on 30th 1月 2016
続いても水素のはなし。
九州の北部は、水素活用社会に向けた取り組みで先駆的なエリア。
これまでに10年の蓄積を持っておられます。
「水素社会は到来するのか?」という、根本への質問には、
「出口しだい」、というお答えをいただきました。
水素の保管や活用の方法が、各別難しいとは思わない。
石油や天然ガスのような収益ビジネスモデルを構築できるか、及び、
国がエネルギー政策にどのように位置づけていくかだろう。
というのが要約になります。
水素活用の「出口」は、FCV(燃料電池自動車)ではなく発電だろう、という点では意見が一致しました。
FCV=水素社会の到来ということには、ハードルが高いように感じています。
水素を使った火力発電は高温になるため、
空気中の窒素が変性して発生するNOxについても技術研究が必要になってくると思います。
実現の可能性については、電力の自由化を控えているため、少し微妙は風向きなのかもしれません。
抱えてる疑問についての意見交換ができ、充実した時間でした。
11月