一般質問 要旨
3月4日に登壇いたしました一般質問ご報告が、facebookからの転載のみになっておりました。
以下、質問の要旨をご紹介させていただきます。
【人口減少における地域社会の持続について】
日本は既に人口減少の局面にあり、愛知県も2年後に人口ピークを迎え、減少に転じると推計されている。
人口減少による影響は、地域社会にも及ぶことは必至であり、
小学校の児童数をもとに見てみると、小規模
地域コミュニティの持続可能性について、
小学校の1学年児童数を調べてみると、
地域コミュニティへの危機が県下各地で足元にまで来ている、
小規模学区では既に始まっていることが分かる。
三河山間地域では、愛知県交流居住センターを設置し、
都市住民との交流、移住の促進を行っている。
各種アンケートを見ても
【愛知環状鉄道の今後について】
① 施設・設備の老朽化対策
前身の旧岡多線から数えると、施設・設備が40年を越えており、
老朽化に対応した改修・更新が急務。
一方、ここ数年の当期純損益をみてみると財務体質が強いわけではない。
伸び悩む収支と老朽化した施設から、最も懸念されることは、
愛知環状鉄道が今後も健全な公共交通機関として存続し得るかという点。
今後、大規模な施設・設備の改修・更新を要するとのことだが、
どのような内容か。
また、県としてどのような姿勢で支援を行って行くのか。
② 利便性の向上
財務体質を強化するためには、利用者の増加に取り組む必要がある。
これまで、愛知環状鉄道は、1時間あたりの運行本数を増やす、
利便性の向上に努めてきた。
開業当初403万人であった利用者数は、今年1500万人に届こうとしており、
第三セクター鉄道としては称賛に値する。
今後も、利便性の向上が需要を掘り起こす好循環を続けるべき。
鉄道への通勤転換は、渋滞の緩和、交通死亡事故の減少、環境負荷の軽減と、取り組む社会的意義は非常に高い。
また、定年退職者のセカンドライフ調査では、「旅行」がやりたいことのトップ。
まさに需要が開花の時期を迎えている。
地方都市の観光戦略は、県内の市外など近距離観光が最適。
愛知環状鉄道の沿線人口は120万人以上であり、
充分にその期待に応えられる路線。
鉄道輸送力として更なる時間あたりの運行本数増強は可能か。
また、3月23日からは、全国10種類のICカードの共用が始まる。
利便性向上の点から、ICカードの導入についてどのように考えているか。