サンマ一尾 1,480円?
初物食うと、寿命が75日延びるんだってね~
と、言われてもサンマ一尾が1500円近いんでは。。
しかも、小ぶりなんだとか。
近年のサンマの記録的な不漁、
水温・海流の変化だとか、近隣国の乱獲だとか言われますが、
原因は何か、本当のところは不明なんだそうです。
今回の県議会の一般質問で、
農林水産物の輸出をとりあげたことを契機に、
いろいろ調べ、お話を伺い(お声掛けもいただき)、
思う以上に、たくさんの事を学べました。
日本の漁業は、江戸時代のままのやり方。
たくさん獲った漁師がエライ。
魚群探知機を付けた、かつてとは比べ物にならない船で、毎日のように魚を追う。
獲りすぎないように漁法に制限を設けるなどされてはいますが、
水産資源にダメージを与えてはいないか?
これに対して、国は漁獲量の割り当て制度を導入したいとしています。
IQや、ITQ (individual transferable quota) と言われるものです。
割当が決まっているので、
小さい魚や、脂がのっていない魚 = 金にならない魚は獲らない。
年末など、高く売れる時に狙いをつける。
結果、水産資源を確保しつつ、売り上げを伸ばすことができる。
アメリカやノルウェーで行われている方法です。
ただ、この判断の元となる、どれだけ獲っていいのか、
その水産資源量の把握ができていない。
沿岸・近海漁業の水揚げ内容が、金額ベースでしか収集できない。
という課題もあるとのこと。
ずいぶん以前にも書きましたが、私が気になっている技術に
環境DNAというものがあります。
水の中に漂う魚等のDNA 片から、どんな魚がどれ程いるかの生息予測をする技術。
マリアナ海溝でウナギの稚魚を見つけた時に使われた技術としても話題になりました。
舞鶴湾では、湾内のアジの生息調査などの研究が行われています。
神戸大学の源先生のところにお話を伺いに行こうと思いながら、
これまで2回、日程の都合から叶わずにいます。
三河湾でも、アサリやその害虫のカイヤドリウミグモなど、
きっと興味深い調査ができるのではないかと思います。