龍の井戸
Posted by nakane on 20th 10月 2014
続いても岡崎城です。
家康公産湯の井戸は有名ですが、本丸の横にも井戸があります。
「龍ノ井」と言われる井戸。
岡崎城が築城された時に、井戸から水が噴出し龍が現れた伝説、
お城が危うい時に、龍が雨雲を呼び霧の中にお城を隠した伝説、
そして、家康公がお生まれになった時に、井戸から龍が天へ駆け上った伝説。
岡崎城が「龍城」と呼ばれる由縁の大切な井戸です。
ずいぶんひっそりと、控えめな感じになっておりますが、龍神様が眠る井戸です。
そのいわれをご存じない方があれこれとしてしまうよりも良いかも。
と、三つ葉葵の瓦を見て思ってしまいます。
岡崎城の横に鎮座する龍城神社様では、映世大祭の催行。
龍城神社様には、徳川家康公の東照大権現と、本多忠勝公の映世大明神が祭られており、
本多忠勝公のご命日に行われる大祭が映世大祭です。
岡崎の殿様は本多家。
春には「家康行列」の武者行列が毎年行われていますが、
忠勝公の命日に家臣の方々が伊賀八幡宮から岡崎城まで行列したことが始まりだと言われています。
明治期に廃刀令が出されても甲冑帯刀で行列したということ。三河男児の気質を表すエピソードでもあります。
来年は、家康公がお亡くなりになって400年の節目の年。
郷里への想いを育む年にしたいと願っています。
ちなみに、今の時期は「家康公検定」が終わったばかりなので、皆さん歴史に詳しく、
歴史の話をすると鋭いつっこみをいただく時期でもあります。
このブログUPも実はドキドキです。
1010月