幸田町ものづくり講演会
Posted by nakane on 10th 7月 2015
幸田町主催の講演会、
「第7回 幸田プレステージレクチャーズ ーものづくり日本 講演会ー」を受講。
講師は、名古屋大学未来社会創造機構 教授、名古屋大学プラズマ医療科学国際イノベーションセンター長の
堀 勝 先生。
演題は、「低温プラズマ科学とその応用 〜幸田町で見られるオーロラ 実演付〜
実に面白い講演でした。
ガスを充満させた真空のガラス管に電界をかけると現れる、もわもわ揺れる沢山の光の筋。
これを毛細血管(プラズマ)みたいだ、ということで名付けたのがプラズマ。
だから、その発光体の構成要素である光や電子、イオン、ラジカルの総称がプラズマ。
だから、プラズマって何か分かりにくい。
って、すごく納得です。
プラズマのすごい可能性は、
10ナノレベルの集積回路への挑戦はもとより、
植物や動物が早く大きくなる、怪我が早く治る、癌治療に役立つ、など様々。
雷が落ちた田んぼは豊作、と言う先人の知恵はとても正しい。
癌治療では、プラズマを直接当てなくても、プラズマ化した液体を注射するだけでも効果が見込めるようです。
プラズマで、人生150歳の時代も夢ではないようです。
講演の開始前に一枚。
プロジェクターのチェック中です(演台にいらっしゃるのは講師の方ではありません)。
会場外での実演コーナー、
これがオーロラですね。写真では分かりにくいですが帯状になったり、ゆらいだりしています。
このプラズマを、ナノレベルで制御・観測する技術が、名古屋大学にあるんだそうです。
照射の誤差が水素分子4個以内の幅っていうから凄いです。
これがプラズマと名づけられた光の帯ですね。
なるほど、毛細血管ですかぁ・・・。
指でガラスに触れると、光が吸い付くように来ます。
77月