環境調査に革命なるか?
Posted by nakane on 9th 9月 2016
今、注目している技術があります。
「環境DNA」と言われるもので、
川(池)の水を汲んでくると、その川(池)に生息している生物が分かってしまう。
という、夢のような技術です。
水の中には、魚など生物からはがれ落ちたDNAの断片が漂っており、
それを増幅、解析することで生物種を特定するのだそうです。
さらには、そのDNA量によって生息個体数の推測もできるのだとか。
この数年で確立されてきた新技術で、
絶滅が心配される魚類の生息域調査に活用が始まっています。
日進市のイタセンパラのように新たな生息地域が発見されるかもしれません。
この環境DNA技術によって、
河川の工事等で必要とされる、水生生物の調査行程を
大幅に短縮化できる可能性があるのでは!と期待が膨らみます。
また、サンプルの保存も、採集した水を凍らせておくだけですので、
工事や工場の稼働が、環境に悪影響を及ぼしたのでは?と、疑われる場合に、
科学的な比較検証を提供することが可能になるともされています。
99月