G20から帰国の麻生大臣
G20から帰国まもない麻生太郎副総理・財務大臣の政経セミナー。
国際舞台での裏話もちらりと、お話しいただきました。
麻生先生の交渉の強さの源泉は、
首相在任期間も含めたその期間の長さで磨かれた練度だと感じました。
「リーマンショックの収拾時、IMFへ資金拠出をする代わりに日本が出した条件、
まさか各国、この約束を忘れたとは言えないよな。」
そんな交渉の話に、クゥ~~~!!とシビレます。
日本経済についてもマクロ視点から。
74兆円の企業収益に対して、行われた設備投資が8兆円+正社員ベアが3兆円。
法人税減税をしたのに、内部留保が増えるだけなら課税しろという声になる。
企業は、これからの何に使いたくて利益を貯めているのか見せていく必要がある。
ちょうど今読んでいる本に、
われわれは、過去のどの世代よりも少ない子供しか育ててこなかった世代である。
現在よりも、より効率的にヒトやモノが動き情報が流れる社会をつくっていかなければ、
私たちが残していく子供たちは(国際社会の中で)まともに競争することはできない。
あの世代は後世のために何を遺したのか、といわれないだけの責務は果たしていきたいものである。
という一節。重なるものを感じます。
いかなる時代、苦しい時であっても、チャレンジと未来への投資が必要だと。