LPガス防災訓練
LPガス中核充てん所の防災訓練が行われました。
中核充てん所は、東日本大震災を受けて全国で整備され、愛知県内で16箇所、岡崎市内で2箇所があります。
LPガス(プロパンガスボンベ)は災害時での活用が高いエネルギー源ですが、
自家発電施設を備え、停電時でもガスボンベを供給できるのが、この中核充てん施設です。
LPガスは、ボンベに記載してあるバーコードによって管理されており、
そのバーコードは、系列供給会社によって記載の情報も順番も異なるのだそうです。
したがって、他系列のボンベにガス充てんをするためには、
ボンベの管理番号を、個別に1本づつ手打ち入力する必要があるとのこと。
ただし、これができるようになったのも、ものすごく画期的なことなのだそうです。
バーコードの統一についてお尋ねすると、LPガスの元会社が合意をすれば可能性は高いとのこと。
LPガスボンベは、5年ごとに点検と外塗装のし直しが必要ということなので、
その期間、暫定的に系列会社のバーコードと、各社統一バーコードを2列併記できれば、
5年後には各社統一バーコードに移行することも可能なのではないかと思うところです。
訓練開始の様子。
他系列会社のボンベへの充てん訓練。
東邦さんの充てん所に、名古屋プロパンさんと豊通さんの車。、
関係者には、すごく珍しい光景なんだろうと思います。
LPガスを燃料にした発電機。
左はカセットボンベが燃料です。
LPガス自動車。マツダの市販車で、メーカー保証ありなのだとか。
東日本大震災の時は、ガソリンスタンド給油待ちの長い列ができましたが、
LPガスの公用車は充てん所で優先できるので、
自動車のエネルギー分散というリスク管理の点からも有効性が高いとのことでした。